人材派遣の料金ってどのようにして決めていますか?自社のスタッフと比べて決める?派遣会社から言われた金額でなんとなく?

料金の仕組みを知らないまま安さだけで選ぶと、採用で大失敗してしまうリスクがあるんです。今回は、優秀な派遣社員を確保するための『納得の派遣料金の決め方』を公開します!

1.派遣料金の決め方の第一歩。まずは2つの方法のどちらかから選ぶしかない!

人材派遣では、「派遣先均等・均衡方式」と「労使協定方式」のどちらかで派遣料金を決めるよう『労働者派遣法』で義務付けられています。
これは2020年4月に施行された「同一賃金同一労働」の法改正に伴うもの。これにより、派遣スタッフというだけで、不合理な待遇格差を設けることが禁止されました。

こちらの「派遣先均等・均衡方式」と「労使協定方式」。どちらでも自由に選ぶことができますが、実際のところ、現在9割近くの企業で「労使協定方式」が選ばれていると言われています。

その理由は何でしょうか?
「派遣先均等・均衡方式」と「労使協定方式」、それぞれどのようなものか見てみましょう!

自社の基準に合わせる

派遣先均等・均衡方式

貴社(派遣先)の従業員の待遇に合わせる

派遣先企業の、同じような仕事をしている従業員の給料をベースに計算する
※賃金情報を派遣会社へ開示する義務がある

メリット
・既存社員との不公平感を完全に排除
・組織の一体感を醸成し、チーム力を向上

デメリット
・賃金情報を派遣会社へ開示する手間が生じる
・昇給ルールも自社規定に準じ、管理が煩雑になる

登用前提の採用、社内バランスを最優先

市場の基準に合わせる

労使協定方式

国が定める”世間の平均賃金”に合わせる

厚生労働省が毎年発表する「同じエリア・同じ職種の従事者の平均給料」のデータ(局長通達)をもとに決定する

メリット
・貴社の賃金規定や賞与情報の開示が不要
・市場相場に即した設定により、スピーディに採用

デメリット
・統計データに基づくため、自社社員との賃金の差、地域相場との差が発生する

事務負担を抑え、市場競争力を維持

つまり・・・・・
①貴社の給与情報(社外秘)を派遣会社に公開する必要がない
②待遇比較を行う必要がなく、派遣社員の受け入れ手続きが、大幅に迅速化する
このような理由から、「労使協定方式」を選ぶ企業が多くなっています。

国の定める基準を参考にする「労使協定方式」ですが、実際の派遣料金は、それだけで決まるわけではありません。
派遣料金を構成する『3つの要素』について見ていきましょう!

2.派遣料金を決める3つの要素:① 法律の基準・②市場相場・③マージン率

派遣料金は、以下の3つの要素で成り立っています。

① 法律の基準:

労使協定方式で用いられる、「国が定める一般労働者の平均賃金」(局長通達)は、最低限クリアしなければならない法律の基準です。毎年更新されるため、基準に適合しているかどうかは毎年確認が必要です。また、近年の最低賃金の上昇に伴い、この基準金額も年々引き上げられています。

② 市場相場:

次に、実際にいま周辺の競合他社がいくらで募集しているか、というリアルな市場相場を意識する必要があります。
即戦力となる優秀な派遣社員ほど、より条件の良い企業へと流れていきます。基準クリアに満足せず、市場価値に見合った、あるいはそれ以上の高い金額を提示することこそが、優秀な人材を確保するためには必要なことと言えます。

③ マージン率:

派遣料金には、派遣会社のマージンが含まれます。これをプラスして、最終的に派遣料金が決まります。

3. 知っておきたい、派遣会社のマージンの「本当の内訳」

企業の成長や人手不足の解消に向けて、コストを抑えつつ最大の成果を出したいと考えるのは当然のこと。
そのため、派遣料金の引き下げやマージン率の調整をご相談いただくことも少なくありません。

しかし、マージンは単に派遣会社の運営費というわけではなく、派遣社員の募集費用・社会保険料・教育研修等のスキルアップ費・フォローを行うための原資が含まれています。マージンを削りすぎると派遣会社がスタッフに十分な教育やフォローができなくなり、結果的に「スタッフの質が落ちる」「すぐに辞めてしまう」という隠れたコストに直結してしまうのです。

だからこそ、提示されたマージン率が適切かどうか、そして何より派遣社員の成長やサポートにしっかり還元されているかを見極めることが重要です。それが、結果として最もコストパフォーマンスの高い「派遣会社選び」に繋がります。

4.3つのバランスを最適化することこそ、優秀なスタッフを採用する極意

派遣料金を決めるうえで大切なことは

①法律の基準をベースにしながら、
②実際の市場相場を見極めて時給を決め、
③適切なマージンを乗せることです。

「労使協定方式の基準」「市場の相場」、そしてスタッフへ還元される「適切なマージン率」。この3つのバランスを最適化させた派遣料金を設定することが、結果として優秀なスタッフに選ばれ、長く活躍してもらうための一番の近道です。

私たち派遣会社も、ただ料金を提示するのではなく、貴社にとって「最適なバランス」を一緒に見つけていけるパートナーでありたいと考えています。

💡おわりに

グロップジョイでは、人材派遣・アウトソーシングから外国人材の活用まで、企業の「人」と「現場」にまつわる課題解決を幅広くサポートしています。
「まずは資料だけ」「概算を知りたい」という方も、お気軽にご連絡ください。

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